千葉バス旅行

 今年の春の旅行は、5月19日(水)、20日(木)の1泊2日で、千葉の房総半島方面に行きました。

 センター南駅に朝8時半と早い時間の集合でしたが殆どのメンバーは遅れることなく、福祉バス「あおぞら号」に乗り込み、予定通りの9時すぎにバスはスタートしました。途中「海ほたる」でトイレ休憩をし、1日目の見学先である富津市のテプコへと向かいました。バスのガイドさんが去年のバス旅行でもお世話になった同じガイドさんでしたので、楽しい雰囲気の車内で1時間あまりの行程も苦にならずに楽しく過ごせました。

 テプコの「新エネルギーパーク」では、最初にテプコ制作のエネルギーと環境の問題についてのDVDを大型スクリーンで見ました。展示場では、エジソンの発明した電気や電話などが紹介されていて、発明した器具を見るのは初めてだったので、エジソンはすばらしい人だなと思いました。電気についての展示を見たり、電気自動車に試乗したりと、日頃何気無く使っている電気と環境についての貴重な知識と体験が得られた有意義な見学でした。一番人気ソーラーサーキットでの試乗体験では、1周100mくらいですぐに終わってしまうものの、ゴーカート気分で子供に戻ったような気分を味わった人、下り坂のカーブでコースを外れてしまい立ち往生している人もいました。また、車の運転は2年ぶりなのに、いまだにハンドルの操作が色あせていない事がわかって、少し嬉しかったという男性もいれば、女性の中には、ちょっとスピードが出て坂のとこはこわかったけど楽しかったという人も、各々楽しみました。
ソーラーカート
 ソーラーカート
ソーラーカートの動画
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  おなかがすいたなと思って気がつくとちょうどお昼なので、昼食を楽しみにしながら保田漁港そばの食事処「ばんや」へと急ぎました。地魚料理は期待以上で、ヒラメとワラサのお刺身に、煮物、フライ、酢の物など、とても全部は食べきれないほどのボリュームで、別料金でビールももちろん追加して、十二分に満足しました。遅い昼食を食べた後は、一泊するホテルの「アクシオン館山」へ向けて進む一方で、バスの車内ではカラオケで大いに盛り上がりました。


 
ばんやでの昼食
「ばんや」での昼食
 ホテルの建物は南国ムードで沖縄かハワイにでも来たような感じでした。部屋に着いてすぐに同じフロアの展望風呂へと急ぎましたが、小雨が降っていて海は見えず雨煙の展望しか見ることができず、太平洋が一望できるものと期待していたのに残念でした。

 夕食は6時からでしたが、いつもの旅行と違いアスタだけの貸し切りではなく一般のお客さんと一緒だったため、みんなお酒は頼めたものの静かな夕食になりました。しかし、その分周りのいつもあまり話した事のないメンバーと話しながら一緒に食事をとる事ができたのはよかったです。お料理は、肉も魚もずらりとそろい、最後に鯛釜めしと蟹味噌汁にデザートとしてアイスクリームまで、お昼と同様に十二分に楽しみました。


アクシオン館山での夕食
 「アクシオン館山」での夕食
 夕食後は特設の宴会室での2次会に全員集合して、乾杯から始まり自己紹介に入りました。メンバーはもとよりボランティアの方やスタッフまで、1人ずつ自己紹介していき自分の番が終わったら次の人を指名するやり方で、冗談や横やりを入れながらそんなにお酒は飲んでいないのに結構盛り上がりました。

 夜の9時頃には解散となり各自の部屋に帰りましたが、すぐに寝てしまう人やしばらくテレビを見てから寝る人がいる一方、夜遅くまで話をして楽しんだ人、女性達の方では3次会としてたくさんいろいろな話をして盛り上がり、その後もかなり遅くまで起きて話をしていたそうです。


2次会の様子
2次会の様子
 
 旅行2日目の朝は7時半には朝食バイキングだったので好きなものを選んで、ゆっくりと食事をすませてから、集合時刻の9時半に玄関のロビーに全員が集まりました。天気予報通りに雨模様のため、見学場所は「マザー牧場」からホテル近くの「南房パラダイス」へと残念ながら変更となってしまい、マザー牧場へはまたいつか行きたいという声が多く聞かれました。
 ホテルから近くの「南房パラダイス」へはすぐに着きましたが、バスから降りた頃の時間が最も雨風が強く雨が横から降りつける状態で、みんな大変苦労しました。シンガポールと姉妹都市を結んでいるとかで中にはシンガポールの象徴的な「マーライオン」が口から水を吐き出していました。エントランスホールから先は温室が続くため雨に濡れないものの、湿気がすごくカッパのまま入ったので暑くてたまらないという人もいました。ハイビスカスやブーゲンビリアなどのきれいな花が見れるし、熱帯の果実や大きなサボテンもあり、大きな鳥から小柄なものまで十数種ものトロピカルバードは色がきれいで驚きました。温室のすぐ脇には池もあり、鴨など数種類の水鳥がいて、池の中には亀もいました。また、蝶館ではでかい蝶やカラフルな蝶などたくさんの蝶がヒラヒラ飛んでいてとてもきれいで、指に蝶が止まらないかと試したけどこれは無理でした。見学後の帰り際には雨が小降りになっており、そこで全員で集合写真を撮り、またバスに乗り込みました。 南房パラダイス
南房パラダイス
 後はお昼ごはんとお土産を買うのを楽しみにしつつ、バスの中ではカラオケで何曲か歌って盛り上がっている間に、お昼を食べる「四季の藏」に到着しました。昼ごはんは各自好きなものを注文したので、私は鯵のたたき丼を食べました。これはとても新鮮でおいしかったので、お土産に鯵のひらきを買いました。
 旅行も終わりに近づき、「海ほたる」でトイレ休憩とお土産を買い、帰りのバスの中では最後に再びカラオケを楽しみました。センター南駅の解散地点が近づく頃には、雨はすっかり上がっていて、何とも言えないお天気が恨めしい気分になりました。


 終わりに、全員無事に帰って来られたのが1番の旅行土産でしたが、それはひとえに手のかかる障害者の自分たちの面倒をみてくださった、バスの運転手さんとガイドさんとスタッフやボランティアさんのお陰です、本当にありがとうございました。また、旅行中みんなにつつかれて大変な思いをしていた旅行委員長にも感謝します、何年か委員長はお休みをしてまた旅行委員長に就任して欲しいと思います。
四季の蔵での昼食
 「四季の蔵」での昼食
 今年の春の旅行ではお天気に恵まれませんでしたが、その分アスタPCのメンバーの結束は強くなったことに期待して、また来年こそはせめて雨の降らないことをお祈りして終わりたいと思います。

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