ららぽーと横浜バリアフリーチェック

アスタPCのメンバーで6月29日、ららぽーと横浜へバリアフリー調査にいきました。事前準備として調査内容を一覧表にしてチェック項目別にどこを調査するかみんなで打合せしていたので、現地では一覧表を見ながらチェックするだけだったのでむずかしいことはありませんでした。このバリアフリーチェックは共同募金からの助成金を受けた事業として行なわれたもので社会的に障害者としてできる社会貢献の一つとして意義のあるものだと思いました。
今回のバリアフリーチェックで使ったチェック項目もメンバーの障害者が考え作ったものを障害者の目線で選び作ったものです。私達アスタPCのメンバー構成が様々な障害のメンバーの方達であるため、今回のバリアフリーチェック表の作成でも様々な障害の視点からのバリアフリーチェック表ができて、アスタPCの新しい可能性を感じてやりがいのある仕事でした。調査結果を以下のようにまとめてみました。
くじゃく
楽器 『 くじゃく 』

店内

☆プラス面

・全体的に施設が新しいこともあり、バリアフリーに関しては施設面のハードと店員の対応等ソフト面も非常に行き届いていました
・肢体不自由等の見かけ上でわかる障害者にはとても良く考えられた施設
・物を取りやすい位置に置いてあったり、車椅子でも移動しやすい広さがあり、良かった

☆マイナス面

・店内床面に視覚障害者ブロックが無い事と店内案内用の音声案内板も無く身体障害者は使い易い施設だが視覚障害者や聾唖者には使い勝手という点ではバリアフリーとして疑問を感じた
・点字ブロックも出入り口に10mくらいあるだけで案内板やテナントの入り口には全然ない事や手話のできる人がいないことなど目や耳の不自由な方には配慮が乏しい
・あまりにも広いので健常者でも疲れるのか結構、休憩用の椅子は健常者で埋まっていました
・通路は車椅子の人がぎりぎりと通れそうなくらいの店もあった
・構内は広すぎるほどだが、お店の通路は車椅子で通るには狭い所もあった

店内調査

店員

・店員さんが親切で、私は車椅子に乗っていたんですが、床に置いてあった物が障害物になりそうだと退けてくれました
・それぞれの障害に対して適切な対応をして頂いて、親切でした
・手話のできる案内人がいない


エレベーター

☆プラス面

・エレベーターも車椅子が方向転換できるくらい広かった

☆マイナス面


・車椅子でエレベーターに乗った際、鏡がないと、後ろにさがるのが大変


トイレ

☆プラス面

・障害者用トイレも整っていた

☆マイナス面

・車椅子トイレの洗面台の所に鏡がなかったので、化粧直しができなかった


☆マイナス面

・鴨居駅から、ららぽーと横浜へ向かうまでに階段が多すぎるのに対し、手すりは2・3段分足りなかったり、身体の不自由な人が利用するには不便だと思いました
・陸橋の手摺が途中で切れている

昼食
 ☆システム(特選ダイニング)
レストランみたいなのではなく、レジで注文してポケベルをもらって鳴ったら各店でもらいにいくという方法のちょっと変わった
お店でした。

☆プラス面

・音だけでなく、バイブレーション機能が付いていた事によって聴覚障害者の不安も解消できたということはとても良かった
・注文して席を用意して貰いテーブルまで持ってきて貰えるという車椅子の方へも配慮が施されていました

☆マイナス面


・構内は広すぎるほどだが、お店の通路は車椅子で通るには狭い所もあった
・駅から車椅子で移動中ららぽーと横浜に着くまでに、車と行きかって怖い思いをした

まとめ

以上の事が調査の結果わかりました。みんなの感想として、「エレベーターの前に休憩用の椅子が欲しい」「手話ができる案内人がいない」「視覚障害者や聾唖者への配慮が足りない」と言うことが挙げられました。これらの結果は普段、何気なく通っている道や出入りしてるお店に対しても当てはまる事だと思います。また、これらは、当事者でないと分からないことでもあります。だからこそ、人間は『助け合う、支え合う』と言うキャッチフレーズの元で、考え、話し合い、より良い町作りをしていく必要がある。と、私は思います。

その他の感想として
・入口のそばの店に「くじゃく」と言う名の楽器があり、興味を持ちました。女の人の店が多くて、男の人の店が少なかったので残念だなぁと思いました
・2階の東急ハンズの近くのお手洗いの化粧室の壁と椅子が赤で統一されていて、高級感漂っていました
館内調査

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