新ちゃんのお笑い人権高座

「テイッ!」
3月5日(水)午後の2時から4時まで落語家の露の新冶師匠が「お笑い人権高座 笑顔で暮らす願いに生きる」と題した、都筑区主催の人権高座を聞きに行きました。

その中でのお話&感想

昔の先生は怖かった。師匠が子供の頃、同級生を「やあいチジレゲ」とばかにしていじめていたら先生に「テイッ」と怒られたと。
なんで「テイッ」なんでしょうかと言っていました。アスタPCに田中さんという人が居てその人の下の名前が「定三」さんなので昔は田中さんが怒られたときは「テイッ」とやられていたのかなあと思ってしまいました。
また、手話通訳のひとが2人付いたのですが「そんなの関係ねえ」を訳すのに例の小島よしおのポーズで訳していました。
結構年配の通訳さんだったけどよく分かったなあと思います。通訳の方もすごく表情が豊かで落語を聞くのと手話通訳を見るのとであっち向いてこっちむいて目が回りそうでした。落語を手話で通訳するのはすごいむずかしそうでした。しかし、落語の「間」だけは通訳できなかったように感じましたが、後で聴覚障害の友達に聞いたら少し手話が早すぎてあまり細かいところまでは分からなかったけれど雰囲気は楽しめたと言っていました。

聞いて心に残ったこと。
「頑張る」という熟語ですが、「願生る(願いに生きる)」という漢字もありだなあと、共感を覚えました。
また、差別には3種類あって、加差別(人を差別すること)、被差別(人に差別されること)、自分差別(自分をだめな人間だなどと卑下すること)があることを教えてもらいました。しかし、自分の祖先をずっとさかのぼっていくと倍倍でなんと!80億人くらいまでいき、世界中の人口を超えます。だから、人間は祖先をたどると同じ人間がだぶっているんだよというお話でした。
師匠の頭の髪の毛を例にあげて、すごくお金を使ったけど一向に髪の毛は生えてこない。結局、容姿がどうであれ、仕事がどうあれ、稼ぎがどうであれ、私の値打ちはそんなものでは測れないんだ。私の値打ちは中身だ。ということをおっしゃっていました。私は、病気をして障害者になった自分に師匠の話を重ねてしまい、ずっと笑い泣きでした。貴重な体験をさせていただいたと感謝しています。このお話のおかげで自分を卑下せず、自信をもって笑いながら楽しく暮らしていけるんだと前向きになれました。
お笑い人権高座風景お笑い人権高座風景
露の新治師匠
露の新治師匠

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