国際福祉機器展

10月3日(水)天気曇り。有明の東京ビックサイトで開催された国際福祉機器展に見学に行きました。
往復の交通手段は、アスタPCのいつもの送迎車とレンタルした浜身連の送迎車と電車組の3つに分かれて行きました。10月3,4,5日の三日間の(内の)初日だったので結構混み合っていました。特に障害者用のトイレは使用中ばかりで困りました。

館内の感想

展示場の中がジュータンだったので、車椅子のすべりが悪く、健常側の腕が疲れるは、足でもこぐので腰は痛いはで、さんざんでした。途中、車椅子の貸し出しの受付に行って「電動の車椅子はありませんか」、と訪ねましたが、「まだ戻ってきていません」ということであきらめて「もう少し手動でがんばってみます」と離れようとした時、「ちょうど戻ってきました」とスタッフの方が後を追いかけて来てくれたので、借りることができました。乗り心地は快適でシートのすわり心地もよくスピードの調節も思いのままでいい気分でした。しかし、会場の中はすごい人混みで歩いている人に追突しないように、神経をつかいました。
また、トイレに行ったときは、トイレの入り口に渋滞の列が出来るほどの人ごみで、入り口が狭くシニアカーの小回りがきかないので行きは良かったのですが、帰りに出る時トイレの中が狭くUターンが出来ずバックででたのですが、バックミラーがついているとはいえ入る時以上にバックで出るのは狭く、迷惑をかけてしまいました。

個々のブースの感想

トヨタの福祉車両は、腕が少し弱い人の運転を手助けするための車で、座席がスライドし、シートに乗り移ってから、車椅子はクレーンで屋根に乗せるタイプです。今の所ほしいとは思いませんが、高齢者になった時にいいなと思いました。このように重度の方も不自由なく、乗り降りできる工夫された車内は、すばらしいと思いました。
潟fベロの訪問入浴サービスミニセミナーを聞きにいきました。自分は下半身が麻痺していて、一人で入浴するのが大変で、自宅ではほとんどシャワーだけなので、訪問入浴サービスもいいなと思いました。
また中には、1,000円の福祉機器カタログとコップを買ってる人もいました。コップは取っ手が大きく使い易さも良かったそうです。
今年も耳の聞こえない人のためのブースがあり、めざまし時計やシルウォッチやキッチンタイマーや電光掲示板などどれも役に立ちそうだなぁと思いました。
ヨーロッパのバルト三国のリトアニアの装具メーカーの展示ブースで3DCGを使った装具の成型技術を見てその技術の高さに驚きました。
またそのブースでの説明の中で、欧米の特に北欧では脳血管障害の後遺症の片麻痺の障害者が多く、そのため装具や車椅子等の技術が高いとの説明を受けました。
福祉機器カタログ コップ
福祉機器カタログ コップ

まとめ

今年の展示は自分のような片麻痺の障害者の自立生活のための展示が今まで見学した国際福祉機器展の中でも多く、より身近な情報を得られて有意義な見学でした。自分と同じ障害の仲間がハンデと必死に向き合っている事を知って勇気付けられた一日でした。

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