国際福祉機器展2010の見学

 アスタPCでは9月30日(木)に、今年の国際福祉機器展を見学に行きました。
 送迎車組はセンター南駅に集合し2台の車に分乗して、予定通り9時半には出発。途中、雨を心配したりしましたが、ビッグサイトに10時40分頃に無事に到着。横浜駅に集合した電車組も同じ時間には到着しました。心配していた雨も小降りになり、屋根のあるところのわりと近くで車を降りることができました。1人ずつステッカーを受け取りそれを目立つところに貼りつけ、集合までは自由行動として入場しました。集合時刻の2時までは、3時間あまりの見学時間をとれたので、私Sは見学をMさんと一緒に回ることにしました。
 展示ホール東A4から順に見始め、車椅子を洗浄するデモでは目に見える汚れから目に見えない汚れを落とすために、スチームや洗剤を使い、中には電解酸化水を使って機械でのシャワーを何回もかけるのには驚きました。11時半頃にTさんに会ったら既にお昼を食べたとのことで、「すいているうちに食べた方がいいよ」というアドバイスをもらったので、会場内の休憩所で早めのお昼を食べることにしました。昼食後に見た日常生活用品のコーナーでは、Mさんが日頃使っているカップを扱っているブースもあり、そこには補助具の付いた箸もあってMさんは新しいのを買っていました。
 Sさん達4人は、YAMAHAの車椅子を見ていたら、車輪のところのカバーとレバーの手置きのデザインを新しく考えたいので、アンケートに答えてほしいと声をかけられました。その試作品はピンクで濃い色のハートがデザインされているもので、Sさんは、ピンク・ハートが好きなので、見た瞬間「かわいい」と何度も言ってしまいました。「デザインはどうか」「値段はどれくらいがいいか」「手置きの使い心地」などを聞かれ、「カバーと手置きとセットがいい」使い心地は少し大きくて外側だけのほうがいいと答えていました。
 Yさんは、感染症予防関連の商品(消毒用アルコールなど)が非常に目立ち、介護する人からすれば大変だなと感じて、決して他人事じゃないと肝に銘じたらしいです。
 Tさんは、介護食のコーナー、リハビリ活動期における筋力改善のブース、様々な車椅子(段差を上る電動車椅子や搬送者に自動で付いてゆくロボット車椅子)、補装具のブース等を見て回ったそうで、冷たい雨で気温も低かったけど、会場内では汗だくで歩き回っていました。
 Nさんは、福祉機器展なので障害者の見学者は確かに多かったのですが、それ以上に出展者やリハビリ・医療関係者が多く目につき、休憩場所もその人たちで埋まっていて座る余地もなかったのは残念でした。特別健常者を敵視するつもりはないのですが、歩いていて急に立ち止まったりされるとよろけそうになった事が何度もありました。何回か見学しにきていますが、国際福祉機器展は決して障害者だけの展示会ではなく医療関係者への売り込みの場所でもあることがわかっただけでも収穫がありましたといっていました。
 今後の要望として、会場のトイレ表示が分かりづらいことと、会場の奥のほうまで行ってしまうと出口がわかりづらいことについて、「もう少しわかりやすくして」を挙げたいと思います。雨も心配したほどには降らずに、ビッグサイト到着のときに少し降られただけですみましたが、来年からは雨の心配をしないですむようにお願いしたいものですね。最後に、来年以降の見学も、アスタPCのみんなでわいわい楽しくもありかつ有意義なものにしたいと思います。

補助具つきの箸
補助具の着いた箸

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